仙台土産【超王道!定番仙台名物】おみやげ人気アイテムは?豆知識も
今回は、仙台土産の超王道・定番ジャンルについて、説明していきます。せっかくなのでちょっとした豆知識も添えていきましょう。他の地域から友人や出張者を迎え入れる、仙台の皆さんも役立ててくださいね。
この記事は「仙台って仙台県じゃなくて宮城県だったのね?!」というレベルのかなり遠方の皆さまにも、ざくっと仙台名物を把握して頂ける内容となっています。頻繁に仙台にお越しの方向きのチョット目新しいお土産については、また別の記事で。王道アイテムは、仙台駅、仙台空港でも買える物ばかりです。
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仙台の定番土産4種類を解説!
早速、仙台の定番土産を見ていきましょう。今回解説するのは、仙台三大名物と言われている「笹かまぼこ」「牛タン」「ずんだ餅」に加えて「仙台銘菓」です。
ちなみに、お土産が大量だと、移動の時に疲れますよね…。数日滞在予定なら、帰宅日に合わせてネットから自宅発送するという裏ワザもおすすめです。
出張でお越しの方なら、家族分だけ生もの手渡しで喜ぶ顔を見て、会社用の大容量土産は自宅の家族に受け取ってもらうのも手。
「土産とは、持って帰ってこそ土産なのだ!」という方もいるかもしれませんが…。どちらも、贈りたい気持ちがあることには変わりありません。お好きな方法でどうぞ。
仙台の定番土産①笹かまぼこ
仙台の超王道定番土産1つ目は、笹かまぼこです。笹の葉の形をしたかまぼこです。
スタンダードな物から、スモークタイプ、ハンディサイズのチーズ、ずんだ入りおやつタイプなど各社様々な趣向を凝らしています。
明治時代、ヒラメの大漁が続いて「そのままでは食べきれない!」となった時期に作られるようになったと言われています。その頃は舌のような形から「べろかまぼこ」、手の平でたたいて作ることから「手の平かまぼこ」などと呼ばれていたそう。昭和に入り、伊達家の家紋「竹に雀」 の家紋の笹にちなんで阿部蒲鉾店が笹かまぼこと名付けたそうです。
笹かまの名付け親、阿部蒲鉾の記事もあります。
仙台の定番土産②牛タン
仙台の超王道定番土産2つ目は、牛タンです。牛タン定食が名物料理ですが、持ち帰りたい!というニーズに答えて、真空パックなど様々な商品ができました。
牛タンのタンは英語です。tongue=舌と、牛を合わせた言葉になります。牛タン定食産みの親は、佐野啓四郎さんという焼き鳥屋さんで、出身は実は山形なのだそう。味噌南蛮が添えられていることが多いのですが、元は山形の伝統料理。麦飯は、戦後の食糧難の時期だったため、セットになっていたのが定番化したものです。後に、彼が立ち上げた「太助」は牛タン文化発祥の名店として今も愛されています。
ちなみに牛タンに使われる牛は、輸入が大半。仙台では元々牛の飼育は盛んではなく、産みの親佐野氏も、山形まで買い付けに行くこともあったそう。現在では、一部に仙台牛のタンを扱う店もありますが、「仙台牛じゃないからこの店は適当?」なんてことは全くありませんので、誤解なきように。
山形の皆さん、仙台にお越しの折には、「牛タン定食を考案したのは山形出身者!素材提供も含め、私たちの仲間が仙台名物を育てましたよー。」と誇りを持って召し上がって帰って下さい。ありがとう山形。主観ですが、仙台と山形はお互い好感を持っている気がします。
送料込み 牛タン詰合せ 厚切り芯たん、味噌仕込みのセット 牛肉
仙台の定番土産③ずんだ餅
仙台の超王道定番土産3つ目は、ずんだ餅です。枝豆を茹でてすりつぶし、砂糖や塩、水などを加えて作った餡と餅を合わせて食べます。宮城県の他、山形、岩手、秋田、福島や栃木でも食べられてきた郷土料理です。
かっては季節商品でしたが、平成元年に「(株)黄金食品・仙台藩名物ずんだ餅本舗」が郵便局の「ふるさと小包」で冷凍ずんだ餅をお取り寄せ商品として販売してから他店も追随し、通年食べられるようになりました。こちらのお店は2016年に閉店していますが、仙台名物として知名度向上に果たしてくれた役割は大きいですね。Twitterでの閉店のお知らせが注目されたので、気になる人は検索してみてください。
「ずんだ」という言葉の由来には、様々な説があります。1つは、豆を打って作ることから 「豆打餅(ずだもち)」と呼んだのが訛って「ずんだ餅」になったという説です。他にも伊達政宗が合戦中に「陣太刀(じんたち)で枝豆をつぶしたり切ったりして食べたことから「陣太刀(じんだち)」が訛って「ずんだ餅」になったという説です。他にも諸説ありますが、「豆打ち説」が著名なようです。
ちなみにちょっと似ている「ウグイス餡」は青エンドウを使うので原料が違います。
ずんだ餅食切サイズ(2個入×9パック) ずんだ餅本舗菓遊亭
仙台の定番土産④銘菓
仙台の超王道定番土産4つ目は、歴史ある銘菓です。新しい美味しい銘菓もさまざま登場しているので、今回は定番として、20年以上愛されているものの中からいくつか厳選してご紹介します。
萩の月
カスタードクリームをカステラ生地で包んだ饅頭型の菓子。「20世紀を代表する土産品」で白い恋人、辛子明太子に次ぐ第三位。仙台銘菓としての国民の知名度は抜群。運営チームにも熱烈なファンがいます。丸っこいフォルムが可愛いです。全国各地の土産として類似品も多いけど、やっぱり本家は美味しいです。菓匠三全が昭和54年から販売。
白松がモナカ
モナカの中に大納言(小豆)・栗・胡麻・大福豆などの餡が入った菓子。「全国銘菓」を掲げています。餡は北海道で作られた原材料で、北海道銘菓として扱われることもあるが仙台市の会社です。白松がモナカ本舗が昭和7年から販売。
白松がモナカ ミニモナカ20個/小豆 胡麻 大福豆(白あん) 栗
支倉焼
胡桃入り白こし餡をバター入りクッキー風生地で包んだ洋風和菓子。伊達政宗の命によって仙台から船出した慶長遣欧使節・支倉常長の偉業を称えて名前にしたそうです。ふじや千舟が昭和33年から販売。
ふじや千舟の支倉焼 10個入詰合せ
喜久福
大福の餡の中にクリームが含まれた菓子。抹茶(餡に抹茶生クリーム)、がデビュー時の仕様で今も定番。生クリーム(餡に生クリーム)ずんだ(ずんだ餡に生クリーム)、ほうじ茶(ほうじ茶餡にほうじ茶生クリーム)の組み合わせがあります。お茶の井ケ田の菓子店、 喜久水庵が平成10年から販売。
スイーツ 生クリーム 大福 20個入セット 喜久水庵 喜久福 スイーツ お取り寄せ 送料込
仙台の美味しさをお土産に
旅行や出張で仙台にお越しの方、仙台在住でこれから地元に帰省する方は、まずは仙台土産の超定番が何か、把握できましたか。誰かに届けるために、自分の思い出に、仙台の美味しさを連れて行ってくださいね。お土産が好評だったら、お取り寄せグルメリストとしてもご活用ください。